師匠、75歳初めてのマスク作り
4月25日、コロナウィルスの緊急事態宣言で
そば屋は休業中、
やることがない師匠は、やることが欲しい75歳。
マスクを作ると言うので、
ミシンの操作をレクチャーしました。
いえ、師匠は繕い物など、ご自分でなさるので、
ミシンの使い方も知ってはいたものの、
今どきのミシンは、糸を針に自動で入れてくれる、という事を
師匠は古い人間だから まだ知らなかったのです。
ミシンの針に糸を通すのに一苦労してるので、
「これは、ワンタッチで糸が通ります!」とやって見せたら
「なんでもっと早く教えてくれなかったんだ!」とカルチャーショック!
いつから知っていた?と聞かれて、
あ、そうか、私は30年前から知っていた。当たり前だった。という事を思い出しました。
師匠は生まれて初めての自動糸通し機でした。
編みかごに熱中したときも、自分で研究しながら作っていたけど、
マスク作りも、自分で理解して作りたいからと、
私の説明は聞かないで、試行錯誤で作っていました。
最初は立体型のマスクを作っていましたが、
端ミシンをかけてステッチを小さめにする、など
だんだん進歩していき、
平面のプリーツマスクには針金を内蔵し、鼻の部分でフィットするよう工夫。
マスク用のゴムひもはメルカリの通信販売で購入。
外出を自粛されているのでこういう時には本当に便利です。
ネットで検索して、選んで、購入、発送されて、家で受け取る。
店まで買いに行っても、商品が無い場合には、別なお店に探しに行かねばなりません。
そんな手間が一切ないので、これからもネットで買い物はするでしょうね。
師匠が<そば犬>連れて散歩に出かけたので、
私もマスクを一つ、チャチャっと作りました。
ローラアシュレイの生地なので、それらしくアレンジしてみたのでした。
立体マスクで、鼻の部分に針金も入れてみました。
ちょうど出来上がったころに、師匠が帰宅し
私の作ったローラアシュレイの立体マスクを見て、
師匠が一言。「ちくしょう!」
訳のわからい一言でしたが、 きっと褒めてくれたのでしょう。
ローラアシュレイ風の立体マスク、
内側はこんな感じです。
師匠のマスク作りはだんだんと仕上がりがきれいになりました。
手際も良くなって、早くなってきました。
貰ってくれる人が近所に居るから、ドンドン減っていきます。
そして また 作っていくことでしょう。
ひと月後には、西村大臣風の
この形に落ち着いて、子供用、大人用、
色々な布で作っています。
そろそろ 飽きてくるかな?
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