葡萄の手提げ

師匠の手提げ

葡萄の皮で作られた手提げかごの取っ手が壊れました。

取っ手の芯が折れたようです。

でも、あわてず、さわがず

かご編みの先生のところに 修理のお願いをしました。

くるくると巻きつけてある皮は、
綺麗にほどいて、返却してくれます。

新しく付け替えられた取っ手は
頑丈そう。

そして、ほどかれた取っ手の材料を
捨てるのは忍びないので、何かアクセサリーを、とリクエストしたら
先生はすぐに お花を作って、
写真のように、ストラップのように ぶら下げていただきました。

葡萄のツルは、丈夫で長持ち、リサイクルまで出来てしまう。


それを、自分の身近なところで
自分で採取して
自分で作って、生活の中で使って
修理しながら、大事に使う、という事を
現実に取り入れながら、
田舎の生活を充分楽しめる。

そんな、小淵沢の生活。


去年、私が作った葡萄の手提げは こんな感じです。


最初は、底の部分から作ります。

ふちの部分は八の字に巻いていくので、
なかなか大変な苦労があります。

これが、完成したばかりの写真です。

このあと、油を少しつけて、もう少し濃い色に仕上げました。

ひごを作るのは、ハサミでひたすら材料を自分で決めた太さに切っていきます。
節があったら、その繊維に沿って切っていきます。
必要な本数を計算して、ひごを揃えます。

作り始めてから 出来上がりまで、
かご編み教室は 4回。
週に一回で 4週間で完成です。


北門(きたかど)先生の道具箱。

使い込んでますねぇ~ 

素敵だから、写真撮ってしまいました。



そして、二つ目に作ったのは、クルミの皮の手提げ。

「そば処なかしま」の敷地は広大なので
クルミの樹が沢山生えています。

その皮を剥いで、ひごを作って、葡萄のかごと同じように作りました。

こげ茶色は裏側を外に出して、バックの内側は
クルミの樹の表面になってます。

裏編み、というようです。

葡萄のかごは 表編み。 表面が丸くなっていて手触りが良いです。

それに比べて、裏編みをしたクルミのかごは
外側に反り返っているので、表面の手触りはよろしくない感じです。
こげ茶色の 色に惹かれて裏編みした次第でした。

今年は表編みをしようと思っています。
(すでにクルミ皮の採取はしました)

最後になりましたが、
北門先生の 手編みかごの 展示会のご案内。

北門伸子かご展
       2019年7月31日~8月19日
       於:われもこうギャラリー
       長野県諏訪郡原村第2PV ペンション われもこう内

20点ほど、新しくかごを用意したそうです。

観てみたいですね。

楽しみです。

ちなみに、旦那は 自分でも作ってみたくなって
来月末からの、かご編み教室を予約しました。
教室と言っても、基本的には個人レッスン、ひとり対先生。

数人だと、先生が目を離したすきに編み間違いをするから
目を離せないってことで。

北門先生は、今まで2000人以上に編みかごを教えてるから
教え方は超ベテランです。
4回行けば 編みかごが完成です。

御年・・・私より一回りは年上ですが、
わたしよりずっと 脳が若い。(ほんとうです!)

9月には、旦那が作った葡萄の編みかごと
私の作ったクルミの編みかごの報告ができるはず!

おたのしみに~







小淵沢でこだわりの江戸前|そば処なかしま

店主高齢のため、閉店致しました。 長い間ご愛顧いただき、深く感謝申し上げます。 ありがとうございました。

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