真菰茸の天ぷら

メニューも進化しています。

テンプラを期間限定で お客様に提供しています。

30年間、一度も天ぷらは出したことなく、

「もり蕎麦」のみ、で頑固に経営してきましたが、

最近は、頑固さも和らいできた師匠です。


見た目は、良くありません。
田舎の家庭料理の食卓に出されたような天ぷらです。

これが、天ぷらになる前、
田んぼで 刈り取られる前の姿です。

美しいですねぇ~、 鳥が 羽ばたいているようにも見えませんか?
この姿を観て私は思いました。

古くからこの植物を神事に使われるのは、こうした縁起の良さも
一因としてあるのでは・・・・


今日、マコモの葉は身長を超え、2メートルほどになっていました。
真菰の葉は、神社の大きなしめ縄を作る材料になったり
様々な神事に 太古より使われていた、ありがたぁ~い植物でもあります。
現在でも、神社の御神体に真菰を御安置している所もあるそうです。


シンクの中に並んだ真菰ダケは、
ほんと、鳥のように見えて、愛着がわきます。


羽を取られた 白い水鳥 のようにみえます。

これが真菰ダケ。

一本、約200g。

味は・・・
師匠の言葉を借りて表現すると・・・・
「はんなりとした甘さのなかに上品な・・・・」なんて、長々と言ってましたが、
師匠の表現が上品すぎて私の口からは表現できません。

あぁ、田舎のおばちゃんのテンプラのようです。
「真菰ダケのテンプラ」、インスタ映えするような写真にはなりませんでしたが、

お客様たちには 喜んでいただきましたので、店長にとって何よりの慰めです。

秋限定、9月22日から  10月中旬頃まで 収穫できる期間だけ、 マコモ食べれます。

平日に貸し切りで 真菰三昧してみたいというお客様、予約をお待ち申し上げます。

蕎麦食べながら、まこもだけを食べましょう。



小淵沢でこだわりの江戸前|そば処なかしま

店主高齢のため、閉店致しました。 長い間ご愛顧いただき、深く感謝申し上げます。 ありがとうございました。

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